セラミドがもっとも豊富に含まれているのはこんにゃく。こんにゃくにもいろんな種類がありますが、どんなこんにゃくを選べばいいのか、説明したいと思います。
まず、こんにゃくの材料はこんにゃく芋です。こんにゃく芋は、こんにゃくを作れる大きさになるには、3年間育てなければばらないそうです。その間には、冬に一度掘り起こして春に植え直したりと、とても手間がかります。そういった理由から、日本でこんにゃく芋を作る農家はどんどん減って、貴重になっています。中国産のこんにゃく芋が増えているのもそのためです。
こんにゃくを作るには、まずこんにゃく芋の皮をむき、実を天干しして粉末にします。これがこんにゃく製粉です。一方で、皮をむかずに全部をすりつぶして作るのが生芋こんにゃく。そして、この生芋こんにゃくは、こんにゃく製粉で作ったこんにゃくよりも、豊富にセラミドが含まれています。
売られているこんにゃくには、白っぽいものと黒っぽいものがあり、生芋こんにゃくは見た目が黒っぽいのですが、中にはこんにゃく製粉を使用しているのに着色して黒っぽくしているものもあります。成分表示で「生芋」と書かれていれば、間違いなく生芋こんにゃくですから、選ぶときの目安にしましょう。
また、生芋こんにゃくをお料理するときは、油でいためると吸収がよくなるそうなので、ぜひ実践したいと思います。
こんにゃくのほかには、小麦、大豆、キビ、ほうれんそう、米などにもセラミドが含まれています。また最近は、ヨーグルトやゼリー、グミ、パンなどの加工品にも使用されることが増えました。以前よりも、食品からセラミドをとりやすくなっているんですね。
セラミドの1日の必要量は600μgですが、これは生芋こんにゃくを100g食べれば摂取することができます。約半丁です。ちなみに、白米ならお茶碗に25杯分、玄米なら10杯分。パスタなら3皿分。生芋こんにゃくには、他の食品の7~15倍ものセラミドが含まれているのです。