私たちのお肌は常に危険にさらされています。一歩外に出るだけで、太陽に直接あたらなくても紫外線にさらされ、風に吹かれたり温度が上昇するだけで水分を奪われて乾燥してしまいます。
また、細菌やカビなどお肌に悪いものは世の中にたくさんあります。それらを、すべて除外するわけにはいきません。お肌は自分自身の機能で、自分自身を守っていかなくてはならないのです。
体内の水分の蒸発を防いだり、外界からの刺激や細菌などの侵入を防ぐために、私たちはバリア機能を何重にも重ねてお肌を守っています。第1段階が皮脂膜。汗や皮脂を分泌させて膜をつくり、いちばん外側を守っています。
2番目が、肌構造の一番上にある角質層。次に、NMFと呼ばれる天然保湿因子があげられます。NMFは尿素やアミノ酸、ナトリウム・カリウムなど20種類の物質からできていて、角質層にある表皮細胞の中で水分を保持する役割を担っています。
最後に、もっとも重要な役割をしているのが、その表皮細胞のすき間にある脂質です。細胞と細胞のすき間をうめて保湿力を高め、肌を乾燥や細菌などの攻撃から守っているのですが、その大部分、49%をしめるのがセラミドなのです。
こんなふうに、セラミドは、お肌表皮の角質層にあって、細胞と細胞をつなげる役割をしています。もしもセラミドがなかったら、どうなっているでしょう。細胞は隙間だらけで、水分は抜け放題で、お肌はすぐに乾燥してしまいます。
刺激も菌も病気も受けいれ放題で、お肌だけでなく、私たちの身体全体までが危険にさらされ、健康は冒され、生きていることさえ難しくなってしまいます。セラミドは、私たちの命を守るバリア機能といっても過言ではないんですね。