ナイアシンは、水溶性ビタミンB複合体のひとつで、ビタミンB3、ニコチン酸とも呼ばれていて、不足すると皮膚炎や口内炎、神経炎を起こしてしまいます。食品でいうと、カツオやさば、ぶり、イワシ、まぐろなどの魚、レバーや鶏のささみに含まれていて、これらを食べると摂取できますが、水溶性なので、煮汁などに栄養が溶け出してしまわないよう注意する必要があります。本来お肌にはいい成分ですが、とくに最近の研究で、セラミドの合成を促進することがわかりました。
食品から効果的にとるには、生芋こんにゃくの油いためと焼き魚でしょうか。まさに和食ですね。
研究結果によると、ナイアシンは、皮膚に補給するとセラミドを増やし、傷んだ皮膚の改善にも役立つのだそうです。セラミドの合成を促進する物質はこれまであまり知られていなかったので、この研究結果は画期的なものでした。
実験によると、ネズミの荒れた肌にナイアシンを塗ったところ、肌荒れが治るという結果が出ています。また、健康な表皮にナイアシンを塗ったところ、セラミドの生産量が約4倍に高まったそうです。とても少量、たとえば1リットルの水にナイアシン1mgを溶かしたたけでも、驚くべき効果があると言われています。これは、ナイアシンが、細胞がセラミドをつくる時に必要な酵素の働きを強める作用があるためです。
また表皮に外から塗るだけでなく、皮膚の内部の細胞を活性化して自発的にセラミドをつくることができれば、もっと高い効果が期待できることもわかっています。それには、身体の内部からセラミドとナイアシンを一緒に摂取するのが効果的。お料理を作るときや、サプリメントを選ぶときには、ぜひ参考にしましょう。