セラミドが不足すると、水分を保つことができなくなってお肌がカサカサしてきます。それだけでなく、バリア機能も低下して、外部刺激を受けやすくなって、新たな肌トラブルを引き起こす原因にもなります。
アトピー性皮膚炎が治りにくいのは、原因が主に体質やアレルギーによるせいですが、一方ではセラミド不足もあげられます。セラミド不足で皮膚のバリア機能が低下して、ますます治りにくくしているのです。これが、「アトピックドライスキン」と呼ばれるものです。
バリア機能が低下して乾燥が進むと、かゆみが生じてきます。肌を掻くと、セラミドが詰まった角質層を爪で剥がしてセラミドが流れ出してしまい、バリア機能がさらに低下して外部からの刺激を受けやすくなり、炎症を起こしやすくなります。こうなると、悪循環に陥ってしまいますよね。
では、セラミドはなぜ不足してくるのでしょうか。原因は、いくつかあげられます。物理的にもっとも大きいのは、加齢によるもの。とくに30歳を過ぎたあたりから、急速に合成能力が衰えてくるそうです。つまり、年齢があがってくればそれだけで、進んでセラミドを摂取する必要性が出てくるということですね。シワやたるみがなくて肌年齢が若い人は、体内のセラミド量も、とても多いのだそうです。
ストレスの多い生活や、女性ホルモンの低下も、セラミドの不足に大きくかかわってきます。活性酸素や紫外線なども、お肌によくないもの=セラミドの不足を引き起こします。また、間違ったスキンケアによって失われる場合も多いといわれています。スキンケアを見直してみるのも、対策のひとつですね。